date:2026/10/12
イベント
KME 七和にじ色フェスティバルでの実践

2026年10月10日(土)、七和にじ色フェスティバルにて、KUWANA METAL EXPERIENCE(KME)の鋳物づくり体験を実施しました。
KMEは、「鋳物を、自分でつくりたくなる体験へ」をテーマに、城田鋳工を中心として、学校・大学・行政などと連携しながら、鋳物の新しい体験をつくっているプロジェクトです。
今回は、七和小学校6年生の児童を対象に、紙を使って自分で鋳型をつくり、自分のデザインを金属にする体験に取り組んでもらいました。
一人ひとり違う、自分だけのデザイン
今回参加したのは、A組28名、B組29名の計57名。57名全員が、それぞれ異なるデザインの鋳物づくりに挑戦しました。
事前に用意された形を選ぶのではなく、自分で考えた形を紙でつくり、金属にする。子どもたちが考えたデザインには、複雑な形状も数多くありました。
「この形に、ちゃんと金属が回るだろうか」
そんな難しいデザインにも向き合いながら、一人ひとりの作品づくりを進めました。
そして、全員が無事に自分のデザインを金属にすることができました。
一番の盛り上がりは、型を開ける瞬間
鋳物づくりの大きな見どころは、金属を流し込んだ型を開け、完成した作品が姿を現す瞬間です。
今回も、型を開ける瞬間には大きな歓声が上がりました。
盛り上がったのは、自分の作品が完成したときだけではありません。友だちの作品がどんな形になっているのか、周りの子どもたちもわくわくしながら見守り、完成すると「おお!」と声を上げて喜んでいました。
自分のデザインが金属になる驚き。そして、友だちの作品ができる瞬間を一緒に楽しむこと。
今回の実践では、ものをつくる楽しさが、参加者同士のわくわくや喜びにもつながる様子が見られました。
実践で見えた成果と課題
当初、A組・B組ともに35分程度を予定していましたが、実際には大きく時間をオーバーすることになりました。
子どもたちが考えたデザインは想定以上に多様で、鋳造の実現が難しい形状もありました。一人ひとりのデザインをできる限り実現するため、スタッフが個別に対応する場面もありました。
全員が自分のデザインを金属にできた一方で、体験時間の見積もりや、実現が難しいデザインへの対応方法、人員配置など、運営面での課題も明らかになりました。
参加者の「自分でつくりたい」という気持ちを大切にしながら、限られた時間の中で安全かつ円滑に体験を進めるにはどうすればよいか。今回の実践で得られた気づきを、今後のワークショップづくりに活かしていきます。
地域とともに、鋳物の新しい体験をつくる
KMEは、城田鋳工だけで完結する取り組みではありません。企業・学校・大学・行政など、さまざまな立場の人が知識やアイデアを持ち寄り、連携しながら鋳物の新しい価値を考えています。
地域の子どもたちが鋳物に触れ、自分でつくる楽しさを知る。その体験が、桑名の鋳物やものづくりへの関心につながっていく。
今回の七和にじ色フェスティバルでの実践も、そうした接点をつくる機会となりました。
実践して、気づいて、改善する。その繰り返しを通じて、誰もが自分でつくりたくなる鋳物体験を目指していきます。
鋳物を、自分でつくりたくなる体験へ。
KUWANA METAL EXPERIENCEは、これからも地域とともに、鋳物の新しい楽しみ方をつくっていきます。
次回実践は、2026年10月18日(日)桑名市内で行われる「弥栄フェス」に参加します。
弥栄フェスについての記事はコチラ
「弥栄フェス」にKUWANA METAL EXPERIENCEが参加します!