date:2026/10/21
イベント
KUWANA METAL EXPERIENCE 弥栄フェスでの実践

2026年10月18日(日)、九華公園野球場で開催された「弥栄フェス」にて、KUWANA METAL EXPERIENCE(KME)の鋳物づくりワークショップを実施しました。
今回のワークショップは、中京大学の学生チーム「桑名LINK」が提供する体験プログラムのひとつとして参加したものです。
KMEは、「鋳物を、自分でつくりたくなる体験へ」をテーマに、城田鋳工が中心となって鋳物づくりの新たな体験を開発する取り組みです。
自分のデザインを、金属にする
当日は、これまでの検証や実践で生まれたデザインを使った作品づくりから、参加者自身が考えたオリジナルデザインまで、さまざまな鋳物づくりに取り組みました。
KMEが提案したデザインの他に、自分の飼い犬の姿をかたちにした作品や、オリジナルキャラクター、アニメ作品に登場するキャラクターをモチーフにした作品もありました。
なかには、型紙を複数枚組み合わせる必要がある複雑なデザインもあり、参加者のアイデアを実際に鋳物にするため、城田鋳工の社員や中京大学の学生が型の構成や方案設計をサポートしました。
参加者が考えたデザインをそのまま型にするだけでは、うまく鋳造できないこともあります。デザインの魅力を生かしながら、金属が流れ込む形状や鋳造方法を考えることも、今回の実践で重要なポイントとなりました。
実践を通じて見えたこと
今回の実践では、デザインを型にする作業を参加者自身で進める一方、道具の扱いや複雑な型紙の構成など、個別のサポートが必要な場面もありました。また、完成品への期待と、実際に自分でつくる体験との間に違いが見られる場面もありました。
このことから、参加者が求めているのが「自分でつくる体験」なのか、「欲しいものを手に入れること」なのかによって、提供する体験やサポートのあり方も変わることが分かりました。
参加者のデザインを実際の鋳物にするためには、ものづくりの楽しさを支えると同時に、型づくりや鋳造に関する技術的な工夫も欠かせません。
年内の実践を終えて、次の展開へ
今回の弥栄フェスをもって、KMEの年内の実践活動は一旦区切りとなります。
これまで、ジャズドリーム長島での初回実践、七和にじ色フェスティバル、そして今回の弥栄フェスと、さまざまな場で鋳物づくりの体験を提供してきました。それぞれの実践で得られた成果や課題を整理し、体験プログラムの改善につなげていきます。
年度明けには、桑名工業高等学校の「起業工学」での報告会を予定しています。こちらの実践報告をもって、今年度の活動を振り返る予定です。
KMEは、イベントで体験を提供するだけの取り組みではありません。開発と実践を繰り返しながら、鋳物づくりの価値を体験として伝え、磨いていく活動です。
次年度以降も、学校や大学、行政、地域との連携を深めながら、鋳物の街・桑名の観光資源のひとつとなることを目指し、開発と実践を続けていきます。
弥栄フェスの情報は、桑名市商店連合会の公式Instagramをご覧ください。
Instagram:@kuwanasi.shourenseinenbu